企業理念
お茶が持つ力を高め、人と社会の健やかな未来に貢献します。
人は社会の中で生き、社会は自然の中で生かされています。そこに必要なのは「共生」という調和です。この「共生」の意識を忘れると、調和は乱れて歪みが生じ、環境破壊などの形で自らに降りかかることでしょう。それは企業にとっても同じです。
今、社会は地球規模の環境問題や農業問題を抱えています。その中で山英ができることとは何か。答えは「共生」への実行力です。土づくり、お茶づくりを通じて、人と社会と自然がつながり、安定と調和のとれた「循環」の輪が築かれること。そこに力を尽くすのが、山英の企業としての使命だと考えています。
土がつなぐ三位一体。
山英では、化学肥料の過剰投与によって疲弊した土壌を、生態系に沿って成長する健全な土壌に戻すSADAJI農法を実践しました。SADAJI農法で栽培されたお茶や農産物は、味わいが豊かで栄養素に富み、残留農薬の心配もなく、結果として環境への負荷を大きく軽減することになりました。SADAJI農法で回復された地力を守ることで生態系や環境を維持・改善し、安全な食品を安定的にお届けすることができます。
気がつなぐ三位一体。
山英は創業以来の進取の気性を大切にしています。独自のSADAJI農法はそのひとつです。また、茶葉の豊富な栄養素をそのまま摂ることができる食用茶の効能にもいち早く着目し、産学共同研究を推進しました。その成果を商品化した食用茶「自信のある緑茶」シリーズは、緑茶関連食品の新たな市場を確立しています。商品化の際には、直接口に入れることから、安全性と衛生面にことさら気を配り、生産ラインに高度な食品衛生管理システム「ミニHACCP(ハサップ)」を導入しました。進取の気性と細かな気配りで心とからだによい食品を提供し、人と社会と自然環境をもっと元気にしていきたいと考えています。
茶がつなぐ三位一体。
山英はSADAJI農法の導入にあたり、地元の生産者と農薬や化学肥料の使用をできるだけ抑えた栽培契約を交わしました。これにより生産者の経営安定がはかられ、消費者の皆さまには、おいしく安全・安心なお茶を安定的にお届けすることができるようになりました。また山英では発酵茶の研究と開発を進め、椿の葉を加えて発酵させた「東京椿茶」、乳酸菌で発酵させた「乳酸発酵茶末」を商品化しました。緑茶に発酵というプロセスを加えることで、緑茶が本来持つ豊富な効果・効能に、美容や健康面での新たな効果がプラスされました。山英はさまざまな取り組みを通じて緑茶の新たな可能性を追求するとともに、常にお茶を愛する多くの皆さまとともにあることを忘れることなく、その環を拡げていきたいと考えています。